餃子って結構ガッツリ食べる機会が多いけれど、健康になにか心配なことはないのかと調査をしました。
餃子の構成要素である皮と具に分けて栄養学的な面の研究です。
●皮
これは小麦粉ですので、ほぼ100%が糖質です。身体や脳を動かす基礎エネルギ
ーとなるものですから、無くてはならない栄養素だと思います。
●豚肉
肉ですので当然たんぱく質と脂質が中心になりますが、豚肉は牛肉や鶏肉と比
べてビタミンB1が多く含まれているのが特徴です。ビタミンB1は糖質が分解
されてエネルギーに変換する際に触媒のような働きをしますので、皮の糖質を
効率よくエネルギー化することに役立ちます。つまり疲労回復にはもってこい
の肉ですね。
●キャベツ
なんだか水分と食物繊維だけのような気がしますが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の
予防に効果があるというビタミンUとビタミンKが含まれています。胃粘膜の
を丈夫にし、潰瘍で出血したキズを塞いでくれる作用があるそうです。
これで胃腸薬もこれと良く似た名前を付けたことに納得がいきました。
また、水溶性であるのであまり期待できませんがビタミンCも豊富とのこと。
多少ガッツリやっても胃腸への負担は小さいということでしょう。
●ニラ
青々としたニラは見るからにビタミンAがたっぷりという感じですが、そのビ
タミンAに体内で変化するカロテンが豊富です。また匂いの素であるであるアリシンは、豚肉のもつビタミンB1の吸収を高めたり消化を助けたりする働き
があるとのこと。豚肉やキャベツの栄養素と食べた人の身体を繋ぐ名脇役です。
●ニンニク
ニンニクといえばスタミナという言葉がピントきますが、含まれているスコルニジンとゲルマニウムが滋養強壮・食欲増進・疲労回復に良いとされています。また、あの匂いはニラと同様にアリシンのなせるワザで、切って空気と触れることで香り立つとのこと。確かに丸のままにニンニクは匂いませんね。ニンニクもビタミンB1が多く含まれているとのことですが、アリシンの働きでより効率的に作用効率を高められます。
以上のように一般的な肉系の餃子の場合を研究しましたが、栄養素の面では疲労回復に威力を発揮することが期待できるという結果となりました。
また、炭水化物・たんぱく質・ビタミンと3大栄養素が満遍なく取り込まれていますので、餃子だけで完全食品ということもできるかと思います。
完全食品としては玉子が知られていますが、餃子も人間が作った完全食品の内ではかなり上位作品であろうと心強く思う次第です。
餃子のカロリー
健康志向の昨今ものを食べるときに気になるのがカロリーです。餃子の場合、生で食べるわけにはいかないので、多くの場合焼いて食べることとなります。また日本の場合はご飯のオカズとしてのポジションがありますので、「餃子定食」として計算されたものを掲載します。
出典は1990年5月初版の「肥満解消のために外食カロリーBOOK」(主婦の友社)と1992年初版の「成人病のための外食コントロールBOOK」(同)です。
全文を掲載することができませんので、筆者が原文の意を汲んでまとめました。
■餃子定食 基礎データ
餃子6個1皿 ご飯 玉子スープ
カロリー:700Kcal 栄養バランス:良 塩分3.8g コレスレロール:130mg
野菜量:80g
■ コメント(抄)
皮が油を吸い込んでいるので、予想以上にカロリーが高い食品。餃子1皿でご飯1杯強の
カロリーとなる。(皮だけでもご飯1/2程のカロリー)ご飯は食べないか極端に減らした方が良い。たんぱく質と野菜が不足しているので、牛乳1本とサラダを補うと良い。
糖尿病や肥満の方へ: 中国では餃子は点心でありご飯と一緒に食べるものではないのだ
から、ご飯はなるべく食べないか少量にすること。またタレのラ
ー油も油だから使用は控えめに。
高血圧の方へ:
餃子の具には下味がついているので、タレなしでも充分食べられ
る。具に入っているうまみ調味料が塩分をマイルドに感じさせる
ので気をつける。
結構厳しいコメントであり、餃子好きには耳が痛い結果となってしまいました。
しかしこれを黙殺するのは餃子博覧会として採るべき態度ではないだろうと判断しあえて掲載しました。
コメントは抄ですが、原文の内容には手心を加えず掲載したつもりですので、これを読んでご心配になられた方は、図書館等でぜひ原書にあたってみてください。